かなり大きいです。周りはうっそうとして杉木立。清浄な空気が漂っていましたよ。

拝殿
所在地
奈良県奈良市柳生町柳生字岩戸谷789

主祭神 豊磐牖命・櫛磐牖命・天岩戸別命・天照大姫命

創建年代 不明

奈良にある天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)は奈良市柳生町の岩戸谷にある神社です。戸岩山という小高い山の北麓、標高330メートルの山中にあり、自動車で近くまで行き、そこから徒歩で15分ほどで神社に着きます。神社なのに本殿がありません。点在する磐座を直接拝する、古代(縄文時代)からの古い形式をもった神社であり、当然創建年代は不明です。ここに一刀石と言う大きな岩があります。柳生一刀斎が天狗と遭遇した際に岩を一刀のもとに切り割ったとされる、真ん中から真っ二つになった岩です。奈良から京都に向かう柳生の地であるのでそう言う言い伝えがあるのでしょうが、この岩は柳生とは関係ありません。完全に磐座です。同じ奈良にある大神神社も拝殿のみで本殿がなく、ご神体である三輪山を拝する古い形式の神社ですが、この天乃石立神社は、もっと古い祭祀跡だと思われます。山の中を歩いていき、森が深まった中に、この磐座「一刀石」が現れるとき、驚きとともに不思議なパワーを感じます。ほとんど観光客はいません。私たちが行った時も、カップルが一組いただけでした。そんな静かな山の中の磐座、それは古代の通信機…神と人とをつなぐ通信機なのです。今でも一心に意識を集中すれば、神と交信できるかもしれません。山の中と言ってもそれほど奥深くはありませんが付近にはガソリンスタンドはありません。参拝するときは奈良か京都で給油してから出かけた方が良いでしょう。私は途中でメーターがEに近くなり、かなり焦りましたから。

レモン軍曹