【通報の方法】労働基準監督署へタレコミ|ブラック企業の通報!
いわゆるブラック企業で働いている人に対してよく言われるセリフで、
「証拠そろえて労基に駆け込めよ」って話があります。
環境を変えて、仕事が楽になれば幸福になれるのは確かに目に見えています。
とはいえ、追い詰められている状態ですと、具体的に証拠のそろえ方が思いつかず、
手詰まりになってしまうことも実際多かったりすると思います。
というわけで、何をどう集めればいいのか、といったところを今日は調べてみました。
参考にしたのは厚生労働省のホームページにある、
「労働情報関係情報メール窓口」送信フォームですね。
こちらは匿名でのタレコミに使えるサイトです。
こういうところを見ると、管理している官公庁側がどんな情報が欲しいのか、がすぐにわかりますね。
通報フォームに書いてほしいとある内容は以下の通りですね。
(1)長時間労働・賃金不払残業が発生している部署: (2)所定労働時間: (3)所定の始業終業時刻・休憩時間: (4)所定休日: (5)賃金・割増賃金の支給条件: (6)実際の始業終業時刻・休憩時間: (7)実際の時間外労働時間: (8)休日労働の日数: (9)長時間労働・賃金不払残業の原因: (10)労働時間の管理状況: (11)労働時間の実態把握が可能な資料: (12)賃金不払残業の状況: (13)会社の求人条件や労働実態に関するインターネット情報(URL): (14)その他情報提供したい事項:
証拠が取れそうなものを順番に見ていきましょう。
(2)所定労働時間: (3)所定の始業終業時刻・休憩時間: (4)所定休日: (5)賃金・割増賃金の支給条件:
こちらについては、会社の就業規則に書いてありますね。
とはいえこれについてはコピー禁止だったりもしますし、禁止にすること自体は違法ではありませんので、
この場合は業務カレンダーなどを参考にしましょう。
(6)実際の始業終業時刻・休憩時間: (7)実際の時間外労働時間: (8)休日労働の日数: (11)労働時間の実態把握が可能な資料: (12)賃金不払残業の状況:
要するに会社で働いた証拠ですね。
これは一番楽なのはタイムカードではあります。
ただ、労働基準法を破っているような会社ではまず間違いなく虚偽申告をさせられますので、
状況証拠で固めていくのが鉄板です。
個人的にお勧めなのは、出勤用と退勤用のフォルダを作って、
来た時と帰り際にファイル名を「年月日.txt」にした、空のテキストファイルを作成することです。
これを作ることによって、実質タイムカードができますね。
ファイルが空ですので、持ち出しても守秘義務違反等にはなりませんし、証拠として保全できますね。
他にもPCのログを取ったりという手もありますが、職場のファイルのセキュリティが強くて倒せない、って時にはとてもいい方法があります。
実はスマートフォンを使っていると、Googleが移動した全記録を取っています。
GoogleMapからタイムラインを見てみると、その日一日職場でどう動いたのか、という全記録が残ります。
移動が多い会社で、勤務実態が分かりにくいようなところでも、この手があれば一気に記録を拾えますよね。
あとは当然ですが、給与明細はしっかり取っておきましょう。
残業時間と残業代が明記されていますので、簡単にチェックが可能です。
ちなみに通報フォームは厚生労働省のものを挙げましたが、基本的には駆け込む先は地元の労働基準監督署ですね。
持ち込む書類も取り急ぎは上に書いたものがあればOKです。
そんなこんなでブラック企業の通報の仕方を書いてみましたが、
一番大事なのは、自分自身を磨いて、良い企業からお声がかかるようにすることですね。
ブラック企業では時間やお金、何より戦う気力を消耗するのでなかなか自分自身を高めていく気力が尽きてしまうことも多いのですが、
より良い自分の未来のため、頑張れると良いですね。
その一環として、出るところに出てもらったお金をうまく自己投資できるとなお良いですので、
この記事が皆様のお役に立てると嬉しいです。