磐座(いわくら)を探して
静岡市丸子(とろろ汁で有名な丸子宿)に大鈩(おおだたら)不動尊と言うお不動さんがあります。清流の流れる川の一番奥に小さな滝があり、そこに不動尊のお堂があります。ここは毎月28日が縁日で、参道にはフリーマーケットのお店が並び、かなりの参詣客でにぎわいます。友人のお熊姉さんもお店を出してますよ。私は1月28日生まれ、この28日というのは不動明王ゆかりのある日。私の守護は不動明王(真言で言うと、ナウマクサンマンダー バーサラダン センダンマカロシャーダー ソワタヤ ウンタラカンマン)です。以前から、この街道外れた山の奥にお不動さんがあるなら、必ず磐座があるはずと思っていました。参詣してみると、やはりありました磐座が。興味にない人には目に入らないでしょうが、ここの磐座はお堂の上にありました。磐座がお堂を背にしていると言った方が的確です。つまり、ここの信仰の対象はお堂ではなく、実はこの磐座です。磐座は縄文文明(時代ではなく、縄文は文明って言ってよいほど高度であった)において神と巫女をつなげる通信機だったのです。遥か太古、人里離れた山奥…明々と燃ゆる松明の明かりの下で、シャーマンたる巫女が神がかりになって神託を得る場所。それが後世に神道や仏教の神社やお堂になって伝わっている。私はそう考えています。磐座探索は私の趣味であり信仰でもあるので、国内旅行は主に山の中の磐座探し。女房は「京都のお寺や神社・温泉いきた~い」と言いますが、いつも山の中を連れまわしています。磐座で出会うと心が清浄に清められ、精神的に落ち着きを感じます…良いですよ磐座って…これから、色々とお勧めの磐座を紹介しますね~。